lanケーブルとしてのSTPケーブル

lanケーブル(LocalAreaNetworkの略で、構内網の意)は旧来同軸ケーブル(CoaxialCableの訳で、同軸ケーブルの意)でした。

5C2Vや3C2Vの規格の特性インピーダンスが50オームでした。数十年前から同軸ケーブルでは無く、より簡便で安価な撚り線によるツイストペアケーブル(TwistedPairCableの訳で、撚り対線の意)が主流になりました。二本のケーブルを撚りを多く入れることにより、線を通過する電波により誘起される電磁波が撚りにより隣との電磁波が相殺されることにより、ノイズが減少することを重視しています。STPはShieldedTwistedPairの略で、シールドツイストペアの意味でlanケーブルです。

一般に使用されているlanケーブルはSTPでは無くUTP(UnshieldedTwistedPairnoの略で、無シールドツイストペアの意)ケーブルです。家庭やオフィースではLANケーブルはUTPケーブルを利用し両端をRJ-45コネクタ(8極8芯)のモジュラージャックで接続しています。イーサネット用としてのケーブルです。

STPケーブルはシールドされて外部ノイズに対して遮蔽効果がありますが、ノイズが多く発生している工場や実験場などで、使用しゼロボルト基準点となる通信用接地(クリーン接地)が必要です。家庭内やオフィースであればlanケーブルとして、STPケーブルを使わなければならないほどのノイズ発生源は無く、基準点接地を設けるのも大変です。

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