通信速度低下の理由は有線lanケーブルにある?

有線LANは、Wi-Fiに比べると通信速度が速く接続が安定していますが、使うlanケーブルのいくつかの点に気をつけないと、通信速度が低下してしまいます。

まずlanケーブルの劣化です。耐用年数は一般的に20~30年といわれていますが、使用状況や使用環境によってはそれよりもずっと短い期間で劣化してしまうことがあるのです。高温や紫外線に弱いので、日光が直接当たるところはNGですし、過電圧や過電流でもダメージを受けます。物理的に皮膜の中のケーブルがダメージを受けるようなことも厳禁です。

特に薄くて平たいフラット式のケーブルは皮膜が薄いので、ペットがいるお宅では避けた方が良いでしょう。ケーブルの抜き差しを頻繁に行うことも、先端のコネクター部分の劣化を促し、通信速度の低下させる原因となるので避けたいところです。また、オフィスではネットワーク内に多数のコンピューター端末が接続され、多量のデータ通信がされているときも通信速度が遅くなることがあります。

オフィスのネットワーク構築の見直しを考えてみてもいいかもしれません。lanケーブルは長ければ長いほどダメージのリスクが高まるので、定期的な点検やメンテナンスが必要になってきます。また、ケーブルの規格は古すぎても通信速度低下につながります。1Gbpsの通信速度にも対応できる、CAT5e以上の規格であれば通信速度の向上に期待できるでしょう。有線LANネットワーク運用の際には、以上のことに気をつけてみてはいかがでしょうか。

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