居住スペースの中で足りないものを自身の手で作り出すことを意味するＤＩＹが流行しています。
そのＤＩＹで小物の置き場所を作る際に、その道具の一部として利用することが増えているのが結束バンドです。
結束バンドはナイロン樹脂を原材料とし、それを先端に伸びるように成形したあとに先端に穴となるヘッドをつけています。
元々結束バンドはテレビのケーブルなどの線が部屋中に散らばっている状態では歩行時に引っかかって危険であることを避けるために、部屋中のバラバラの線を一つにまとめるために用いられたものです。
そんなケーブルをまとめるだけが目的だった結束バンドがＤＩＹに使われるようになったのは強度が関係しています。
これまで物と物とつなぐときのやり方としては接着剤を使うか穴をあけてねじで止めるという方法を取ります。
穴をあけてねじで止めるという方法をとる場合は専用の工具が必要になることに加えて、ねじが曲がったり錆びたりすると外れるリスクがあるため長期間使うことが難しいです。接着剤においても引っ付くまで動かすことができないことに加えて、接着する面が小さいと接着剤では引っ付けられないということもあります。
そこで結束バンドのヘッド部分が役に立ちます。先に言ったとおりに原料がナイロン樹脂でできているため、その強度性は安定しています。そのため物の重量を気にしないでいいので網目状の金網同士でもヘッドがしっかりと受け止めることができるのです。さらにヘッドで固定するだけなので簡単に加えて、ナイロン樹脂は品質劣化も遅いので長期間使うことにも耐えられます。