lanケーブルのカテゴリを合わせるのがベスト

利用する回線の伝送速度を活かすためには規格が一致したカテゴリのlanケーブルに揃える必要があります。

たとえホームゲートウェイやルーターの段階で高速通信が利用できる状態にあっても、その先に低いスペックを持つカテゴリのlanケーブルを使用している事があればそこがボトルネックとなり大幅に伝送速度が低下してしまいます。

一例をあげると最大1Gbpsの伝送速度を持つ光ファイバー回線を利用しているところに、接続している機器の経路の一箇所でも伝送速度が最大100Mbpsで100Base-TXに対応したカテゴリ5のlanケーブルを使用した場合は、そのケーブルの配下にある機器は最大100Mbpsしか速度を出す事ができないため、せっかくの1Gbpsの回線の恩恵を受ける事はできません。

1Gbpsの光ファイバー回線を活かすためには最低でも伝送速度1Gbpsで10Base-Tから1000Base-Tに対応したカテゴリ5e以上のlanケーブルが必要です。2017年秋ごろからは新規格のカテゴリ7の製品が登場し始めましたが、こちらは伝送速度が10Gbpsで10GBase-Tに対応しているのに加えて伝送帯域が600MHzと大幅に強化され、高速通信を実現しながらノイズにも強い設計になっています。今後徐々に普及する事が予想されている10Gbpsクラスの光ファイバーサービスの利用には必須のlanケーブルで、新たな時代の到来を予感させています。

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