一般家庭で結束バンドを使ったことのある人はいると思います。
産業用にも使われ、例えばいくつかの配線をひとつに束ねる際に使います。ところでケーブルタイを使ったことはあるでしょうか。ケーブルタイという言葉はあまり聞いたことがないと思いますが、一般家庭でも実は使っています。ケーブルタイは英語で「cabletie」と書き、直訳すれば「ケーブルひも」といった所ですが、日本語では結束帯と訳されます。結束バンドもその中の一つです。
さてケーブルタイには色々な種類があり、通常結束バンドはテールをヘッドの穴に通して縛ると爪があるため取り外すことが出来なくなりますが、取り外しの出来るものもあります。例えばヘッドの穴に付いている爪を緩める仕組みが備わっていたり、あらかじめ一部が開いた輪っか状になっているものがあり、指でひねって留めたり外したりする仕組みのものもあるのです。また壁などに固定出来るよう、粘着シートが付いているものやネジ穴があるもの、それにマグネットが付いているものがあります。
通常これらのものは樹脂で出来ていたりしますが、面ファスナーのものもあります。簡単にくっつけたり、剥がしたりすることが何度でも出来るので、配線の変更が予想される箇所を束ねる時や季節の変わり目で使わなくなる家電の電源コードなどをコンパクトにまとめて縛っておくのにも重宝します。また針金などをビニールでコーティングしたケーブルタイもあります。
このタイプは食品を入れる袋(透明のビニール袋など)の口を縛る時に使われているのをよく見かけますし、家電製品を購入した時のケーブルには必ずといっていいほどこれが使われています。このように様々な分野で結束バンドなどの縛るものが使われています。