lanケーブルを選ぶ際には、長さを考慮することがあります。
建物内部の配置によっては長いケーブルを購入しなければならないことがありますが、選び方を間違えると通信速度が遅くなってしまう事態が生じます。lanケーブルには大きく分けて2種類があります。それは、単線かより線かです。単線は1芯に1本の銅線となっていますが、より線は1芯に細い銅線が7本入っています。より線のメリットとしては細い銅線の集まりのため、lanケーブルが柔らかく取り回しがしやすいです。一方単線は安定した通信ができるメリットがあります。
では、長いケーブルを買う場合はどちらが良いのかについては、単線の方が通信が安定するため、10m以上の長いケーブルを買うには単線が適当です。そして、長ければ長いほどノイズを受けやすいです。この場合のノイズは一部の家電製品から発するもので、このノイズを受けると通信障害や速度低下が起こりやすくなってしまいます。そこで、ノイズ対策がなされているlanケーブルを購入すると、ノイズのリスクが抑えられます。
対策されている商品は具体的には周りに1本のシールドで保護されているSTPケーブルや、通常のシールドに加えてペアシールドがはられている二重シールドケーブルがあります。そして、カテゴリ(CAT)5から7Aといったカテゴリから選ぶのも重要です。数字が大きければ大きいほど、通信速度や周波数が上がります。数字が大きいものだともちろん価格が上がってしまいます。以上から、長いlanケーブルは予算や導入する部屋に応じつつ、前述した単線かどうか、ノイズ対策がなされているのかという点で選ぶのが重要と言えます。